世界一周のうたたび ちゃるのあしあと


うたう旅人「ちゃる」のブログ Singing is Drawing ~歌うことはつないでいくこと~
by charu
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10/10 悪徳業者に気をつけろ

朝6時に起きてニューデリー駅に向かう。

駅の手荷物検査所につくと
係員が「チケットを見せるように」と話かけてきた。
僕はネットで予約したE-ticket(プリントアウトしたもの)を見せる。

すると
「real ticketがないと乗れない」
「タクシーで5分のところに政府のオフィスがあるので、今すぐに行って発券してもらいなさい」と言う。

え、マジで?
E-ticketの意味ないじゃん。。

と思ったのだけど
インドではバス旅ばかりでメトロ以外の鉄道に乗るのは初。
E-ticketも初だったので半信半疑の状態。
これがインドの常識なのか?


「この間違いをする人が多いんだ」
係員は発券に必要な書類を素早く出す。

「ネットで予約したものは駅の窓口では発券できない。
これに記入して、早くチケットを手に入れてきなさい」と
タクシー乗り場へ僕を連れて行く。

係員が行き先を告げると
タクシーの運ちゃんは「500ルピー」と答えるが
係員が交渉して「往復で150ルピー」まで値段を下げてくれた。

それでも高すぎると思ったのだけど
如何せん全ての荷物を持っている時は判断力が鈍る。

・この二日間に出会ったデリーのインド人はとても親切だった
・リキシャじゃなくて、普通のタクシーだったので微妙に相場が分からない
・リキシャだと5分じゃ着かないだろう、とにかくこの電車を逃したくない

仕方ないと思ってタクシーに乗り込む。



オフィスに着くと
キレイな身なりをした男が名刺を差し出して迎えてくる。
govermentの文字が見える。

「どうしましたか?お手伝いしますよ」

E-ticketを見せる。

「あなたと同じようなミスをしている人がたくさんくるんですよ、ほらこの日本人も」
と言って、以前に来たらしいツーリスト達のパスポートコピーやE-ticketのコピーを見せてくる。


この男いわく。
僕が予約した Clear trip というサイトは現地人向けのサイトで
ツーリスト向けの予約サイトとしては正式にauthoriseされていないらしい。
だからこのチケットでは列車に乗ることは不可能だと。

「予約済みチケットの金額はカードに払い戻してあげるから心配はいらない」

「予約を取り直してあげるから、パスポートを見せて。空き状況を調べよう。」

パスポートを渡すとコピーをとってくるように他の男に指示。
どこかに電話して、お金は7日後にカードに戻ると。
そして、僕の知らない予約サイトで空きを調べ始める。


5日先まで全て満席。。


「鉄道は無理だから、ミニバスをチャーターしてあげよう。」
「アーグラーからバラナシまで切符もあわせて取ってあげよう。」

勝手にツアーを組みだしたので
金額を確認すると。
20000ルピーを越える数字をはじき出した。

なぜこんなに高いのかを確認すると。
「taxだ」と言う。



taxを払うなんて聞いたことがない。
友達も誰も払ってない、と言うと。



「それは違法だ。その友達を連れて来なさい」と。
「君はどこのゲストハウスに泊まってるんだ?」と。

めんどくさいことになりそうなので
ひとまず、この質問は無視して


こんな金額を見せられたら、あなたを信用することは出来ない。
もし、このE-ticketで乗れないならニューデリー駅にあるチケットオフィスで予約を取り直したい。
と伝える。


すると
「インドに何日間滞在してるんだ?滞在してるだけでtaxは発生している。既に君は法を犯している。そして、私を侮辱したことも同様だ。今すぐにtaxを払わないと日本へ強制送還させるぞ」と。


この時点でまだ半信半疑なんだが
日本へ強制送還なんて言われると、
本当にそれだけの権力を持ってそうな気もしてくる。。


白でも黒でも、とにかくこいつを怒らせるとまずい。

まずはここを出ることが最優先だ。



分かった。チケットはもう必要ない。滞在した分のtaxはいくらなんだ?


「5500ルピーだ」


そんな大金は持ってない。ATMで下ろしてくる。


「今、持ってる分だけ払っていけ。そして荷物を置いてATMに行き、戻ってきなさい。」


払えない。荷物も置いていけない。とにかくATMに行って戻ってくる。


この押し問答が続く。


途中、Ipodをいじっていたら
「今、私の写真を撮っただろう?見せなさい。」
と、何かを恐れている様子。


そして別の男を呼んできたりしたが、
とにかく戻ってくるから待っててくれ、と伝え
パスポートも返してもらう。


すると笑いながら見下すように
「君のパスポートコピーは持ってる。チケットオフィスに行こうが空港に行こうが
逮捕されるだけだよ」と

なんて下品な笑い方をするヤツだ

こいつは黒だ


急いで荷物を持って出ると、タクシーの運ちゃんが待ってる。


男がタクシーの運ちゃんに
「ATMに行って戻ってくるように」と伝える


オフィスの名前を覚えようと振り返るが
「早く行け」と無理やりタクシーに乗せられる。



タクシーが角を曲がった時点で
運ちゃんにお前もグルか?と問い正す。


何も答えないので
ドアロックを外して、荷物を持って外に出ようとする。

すると運ちゃんは一応、車を止めてくれた。
この人は少しオドオドしている。

降りるとタクシー代と待ち時間分を請求してきたが、
何も答えずにじっと彼の目を見ていたら
諦めたらしく、運転席に戻って、走り去って行った。




やっとひとりになれた。

でも、まだ頭は混乱。
もう予約した列車には間に合わない。
まずは駅のチケットオフィスに行って真偽を確かめよう。


近くのリキシャを呼んで、駅まで行く。
20ルピーだって。


チケットオフィスに着くと
日本人二人に会うことができた。
かなりホッとした自分がいる。

こんな時に信用できる人が傍にいるというのは
本当に助かる。

二人ともE-ticketは使ったことがないという。


心を落ち着けながら、列に並ぶ。
ようやく自分の番が来てオフィサーに確認すると

・ツーリストでもClear tripで予約可能
・E-ticketはプリントアウトすればOK
ということだった。


ふぅ、彼らが黒だということが証明された。


しかし、本当に巧妙だった。


振り返ってみると
・手荷物検査所の前にいた係員らしきヤツは偽者
・偽者係員、タクシー運転手、オフィスの男はすべてグル
・擬似予約サイトも自前で作成。在庫は全日程ゼロにしてあった
のだと思う。


E-ticketで鉄道に乗ったことのある人は絶対に引っかからないけど
そうでない人は、本当に気をつけて欲しい。


警察官のいない早朝や夜便を狙ってるのではないかと思います。



凄く嫌な気分で凹んでいたら
出会った日本人の友達は

良く無事に帰ってきた。
ナイスジャッジをした。

と励ましてくれた。

本当にありがたい。


列車は逃したけど、悪いヤツらには一銭も渡してない。

140ルピーというカスリ傷で済んでよかった
ということにしよう。


その後は
偶然、二人も同じ行き先だったので
午後の便を予約して3人でAgraへ無事に到着。


とっても疲れた一日だったけど
彼らとは明日お別れ。
宿の屋上で歌うことに。

d0074518_18503848.jpg

うん、歌っている時は何もかも忘れられる。

店員さんもノリノリで楽しい時間になりました。

Indian songプリーズと言われたけど
それはさすがに無理だ。。笑

さあ、ゆっくり寝よう。
明日はタージマハルを見に行きます。
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by charu725 | 2011-10-10 23:49 | India | Comments(0)
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