乗り合いの4WDにてジブチを17時半ごろ出発し、国境の街まで30分ほど。
そこからハルゲイサまで山を越え、砂漠を越え、砂埃にまみれながら
ようやく翌朝10時頃到着。
始終、ホッピングしていたので全く眠ることができなかった。。
でも、車内で仲良くなったソマリランドの人は
出入国の手続きの時にずっとついてきてくれたり
途中の食事を全て奢ってくれたり、とても親切な方でした。
ソマリランドはソマリアから一方的に独立を宣言している国で
まだ他国からは国として承認されていない。
1988年の内戦の様子を表した戦争記念モニュメント
街中には、手や足を失っている人を良くみかける。
でも、現在はソマリアより治安も良く、
通貨も安定しているようです。
「ハルゲイサはジブチよりキレイ」と
ジブチにいるソマリア系のイッサ族が言っていたので
どんな町なんだろうと期待していたが、、
実際は大分印象が違う。。笑
町の道路は全く舗装されていないわりに
車の数が多いので砂埃が凄い。
その車はほとんど日本製というか
日本で使い古したものがこちらに流れてきている。
日本と国交はないので
外国の組織を経由して支援がなされているとのこと。
この町には日本語が溢れている。
でも人々は中国と日本の区別がついてない。
町ですれ違った人は「中国と日本は一緒だ」と言っていた
でも「ソマリアとソマリランドは違う」と頑なに主張。
だったら、中国と日本の違いも分かるだろうに。。
そしてこの町はチャット(覚醒作用のある葉っぱ)屋さんだらけで
人々は昼間から、ひたすらチャット漬け。。
あまりにリラックスしているので、
ついつい写真を撮りたくなるのだけど
イスラムの国なのでNOと言われることが多い。
これはチャットを入れるビニール袋が木に絡まっている様子。
皮肉で「ハルゲイサの花」と呼ばれるらしい。
夜はこんな感じなので
あまり出歩かない方が良いと思います。
ソマリランドの人々は
独立を承認して欲しいのでツーリストに対して
とても丁寧にコミュニケーションを取ろうとする人と
失礼な対応をする人と大きく分かれるように思います。
内戦という複雑な背景があるので
僕には到底理解できないことがある。
でも、今の生活スタイルが
争いを繰り返してしまう要因にならないことを願います。
追伸:
これは、日本で餞別として友達からもらったミサンガ。
足につけてたのだが、10ヶ月目にして切れました!
願い事はまだまだ叶ってないように思うけれど
最近、自分の音楽が進化しているのか不安になることが多かったので
「大丈夫、少しずつ前進してるよ」
って言ってくれてるようで、心が落ち着いた。
本当にありがとう。
まだ捨てられない。
リュックに結び付けていきます。