さて、アレルギー症状が大変なので
マスクとサングラスで完全防備することにした。
人懐っこいアルバニア人も、これだと誰ひとり声をかけてこない。。笑
そんなにジロジロ見ないで。。。
やっぱり第一印象って重要だよね。
まぁ仕方ない。
旅中に免疫がパワーアップしたのか。
だからこんなに症状がひどいのか。。
とにかく人目を避けるようにバス停まで歩き、10時過ぎにティラナを出発。
途中バスを乗り換えさせられたりで3時間半ほどかかってベラトへ到着。
山間の町で、あいにくの雨。。
なんだけど、この町すでに好きです。
何が好きって人がとても好き。
旅人が人の良し悪しを感じる時に
陥ってしまいがちな
自分に都合の良いことしてくれる人=良い人
自分に都合の悪いことしてくれる人=嫌な人
ってのがあるけど、
アルバニア人はどちらにも属さない。
何をしてくるわけでもない。
ただひたすらに柔らかい雰囲気で、
にかーっと笑いながら手を振って、通り過ぎていく。
お店でも同様。まずは笑顔から始まる。
もちろん、英語を話す人が少ないので
向こうからアプローチをしずらいっていう側面はあるかもしれないが
何よりツーリストを温かく見守ってくれている
そんな心意気を感じるのだ。
いやぁ、良い国見つけちゃった。
20時過ぎに雨が止んだので、町に繰り出してみる。
昼間は人が少なかったのに
かなりの数がGiro通りに集まっている。
暗くなってしまったが30分だけ歌ってみた。
途中、手招きされたのでBarで飲んでる学生風の現地人たちに混じる。
一曲だけ歌うと、ビール奢ってくれるという。
が、結局ピーチジュースを頂くことに。。笑
彼らだけじゃなく、その周りに座って飲んでる人たちも
目が合うと必ず、笑顔で返してくれる。
とってもいい雰囲気。
Barは歌う目的以外は基本来ないのだけど
こういう触れ合いも、なかなか良いな。
翌日は散策。
ベラトは15世紀のオスマン帝国時代の街並みが保存されている。
Orthodox Church
LeadMosque 1555
そして、天気を見計らって城壁に登る。
途中、かなりきつい坂道を大荷物で
歩いてるお婆ちゃんがいたので
一番重そうなリンゴの袋を代わりに持って、家まで送ることにした。
おばあちゃんは
「キーナ?」 チャイナか?
僕は
「ヤパニ、ヤパニ」 日本人だよ。
と答えると
「オー、ヤパニヤパニ」
と納得しながら、リンゴをひとつくれた。
2回断ったが、やっぱりくれるというので
ありがたく頂戴しました。
旅中は道を聞くことから始まって、
現地人にお世話になりっぱなしなので
こういう恩返しも良いかもと思った。
そこからさらにきつい坂道を登りきると城壁の門が目の前に。
それをくぐると、なんとそこには町があった。
城下町というより、城壁に囲まれた町という方が正しいか。
どちらにせよ、本当に町があった。
こんな山の上に。
住宅も商店もあって、所々に教会やモスクもある。
花の種類はとても豊富で癒される。
ここからの景色はもちろん素晴らしい。
OnufriMuseum
夜は昨日のBARで待ち合わせして
アルガス、マリオ兄弟と今日も一緒に過ごす。
あいにくの雨だったので路上では歌えなかったけど、
お店の中で歌ったりして、その場にいたお客さんに夕食をご馳走になった。
何より、この兄弟がメチャクチャ面白い。
英語はほとんど通じないのでジェスチャーというか
もはや顔で会話してる感じだが。
それでもこんなに楽しい時間を過ごせるとは。
とても良き出会いでした。
アルバニア好きです。
明日はジロカスタルに向かいます。