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SantaCruzを12時半発のバスに乗る。
途中から未舗装道路になるけど そこまで悪路ではなかった。 2時間半ほどでOstionalへ到着です。(1500コロン) のんびり静かな村だなぁ 海岸に出てみるとまず飛び込んでくるのは ものすごい数の鳥達と散乱した卵の殻。 鳥は常に亀の卵を狙っている。 海ガメは土の中に卵を産むので 海岸に散乱している卵の殻は基本的には 鳥や犬が荒らしていったものと考えて良いと思う。 無事に卵から孵っても カニや鳥がベイビーカメを狙っている。 海まで辿り着くのは至難の業のようだ。 しばらく歩いていくと すぐにベイビーカメを見つけることができた。 生まれたばかりのベイビーカメは 迷うことなくこの大海原へ向かっていく。 途中、カニに捕まって引きずられているものや カニの巣である小さな穴にハマッてしまって 動けないものもいた。 当然、助けてあげる。 そして、小さな木屑ですら彼らにとっては大きな障害物。 こういう難題をひとつひとつ乗り越えて ようやく波打ち際までやってくる。 波の存在を知ってか知らないか とにかく勢いよく波に向かっていく。 一回目の波に打たれる。 生まれて初めての波だろう。 ザザーッと波が引いた後に ひっくり返ったカメ達が残される。 とてもびっくりした様子で足をバタつかせて。 でも、彼らは自分の力で仰向けの状態から元に戻る。 また海に向かう。 2回目の波でまた流される。 今度はひっくり返らずにただ流されただけだ。 どうやら、波の乗り方を覚えたみたい。 そして、三度目の正直。 波を受けながらも、引き潮にあわせて必死に手をかいている。 スーッと波が引いた後に彼らの姿はない。 どうやら無事に波に乗ることができたみたいだ。 良かった ひと安心 でも、すごいなぁ 自分なんか殻を飛び出すのに30年間かかったのに。 カメの赤ちゃんは卵から孵ってその日から大海原へ大冒険。 頭があがりません。 しばらく赤ちゃんカメを見送っていると 当然のことながら 元気な子もいればそうでない子も見かける 両前足の弱い子や 右足が利かないでお腹の下に引きずって 歩くのを邪魔してしまっている子もいた そういう子は一目でわかる 他の子たちよりもさらに一所懸命だから そういう子を見るとその場を離れられなくなる 本能的に応援したくなる 最後まで見届けたくなる 何度も波に戻されては 海に向かっていくその姿 これは無理じゃないかと傍目で思ったそのとき 大きすぎず、小さすぎずの丁度良い波が来た。 その引き潮が流れた後に波の姿はなかった。 うまく波に乗れたようだ。 折れない心 本当に素晴らしい そして、いつのまにやらSunset。 なんとも幻想的な海岸線。 波の痕がこんなに綺麗なんて。 アリバダはまだだけど この村好きだわ。 その夜は20時頃から浜辺でカメを探していた。 白い光のライトは禁止なので、 宿のオーナーがくれた赤いセロファンを装着した。 産卵後のお母さんカメを1頭発見。 産卵シーンは見れなかったけど まずは80cmくらいの大きなカメを見ることができて興奮した。 翌日は朝4時に宿を出発して 産卵前のお母さんカメを発見。 産卵の過程を全て見ることができた。 陸に上がってきたお母さんはまず 場所を決めると穴を掘り出す。 後ろ足を片方ずつ使って これが本当に器用に手のひらで砂をすくうようにして掻く。 左足で砂を掘って置く、右足で砂を弾き飛ばす。 そのまま右足で砂を掘って置く、左足で砂を弾き飛ばす。 この不思議なリズムの繰り返し。 近くにいると砂を思いっきり食らってしまう。 20cmから30cmくらい掘っただろうか 動かなくなったと思いきや 呼吸が荒くなって涙を流し始めた どうやら産卵中のようだ 卵が産み落とされてくる姿はなかなか見えない 見事に甲羅で隠しながら産んでいるから。 外敵から守る知恵だと思う。 産卵中は基本的にじっと動かない。 ただ、人が前に来たりすると後ろ足で砂をかけてくることもあるので あまり邪魔をしない方が良いだろう 涙目で産卵を終えたお母さん 今度は全身をばたつかせて 土を固めている 必死に手をかいて 砂を集める 自分も回転しながら何度も砂をかく 産卵場所自体を 元の姿に戻していく 鳥達に荒らされないように 母の愛は深し でも我が子を見ることもなく お母さんカメは海へ還ってゆく 彼女たちの還る場所は海なんだ 明け方の5時を過ぎてくると 村の人々は浜辺にパラパラと集まってくる 卵やベイビーカメを食べよう とやってくる鳥を追い払うため そして、卵が孵っている場所を見つけると人の手で掘り起こして、 ベイビーカメを出してビーチまで運んであげる 少しでも多く生き残ってほしいという なんとも言えない親心を感じた。 こういう活動もあって 海ガメの環境は守られているようだ。 さて、産卵も見ることが出来て大満足だが やっぱりここまで来たらアリバダみたい。 ただ、そもそもいつが下弦の月なのかも知らないまま 到着してしまったので、数日かけて情報収集。 すると、撮影に来られていたNHKのカメラマンの皆さんに 偶然お会いすることができて、色々と教えて頂きました。 どうやら、10月26,27あたりが下弦の月になりそう。 ただし、先月カメさん達が現れたのは予定の1週間後だったらしいので 最悪、2週間くらいここで待つことになってしまうかも。。汗 一抹の不安を抱きながらも 毎日、日没後や夜明け前に カメさんを探しに行く日々。 うっとりしてしまう海岸線と夕焼け。 月のまわりに輪っか 時おり蛍も顔を出す。 いつ来るかいつ来るかという期待を 膨らませてはなぐさめる毎日を送った。 そして、10月27日。 この日も朝の4時から浜辺を散策していた。 一頭のお母さんカメを見つけて、観察。 ただ、5時頃になって明るくなってくると 奥のビーチにカメがたくさんいるのが見えた。 あれれ、もしやこれがアリバダの始まりかな。。 基本は日没後から夜明けにかけて産卵が行われるらしいので 今夜はすごいことになるかも。。 そんな風に思いながら、 一度宿に戻って夜に備えて仮眠を取る。 そして、15時頃に浜辺に行ってみると。。 これはもう何て言ったら良いのか分からん 写真もどこをどう撮ったら良いのか分からん 大量の亀、かめ、カメ!! しかも、時間の経過と共にどんどん増えていく。 そして、どこからともなくいきなり増えた観光客!!笑 近くの町に待機していたツアー組みのようだ。 人を写らないように撮るのが大変。。 海から異様な数のカメが押し寄せてくる姿は ナウシカのオウムを思い出してしまう。 これほどの数のカメが夕方に来るのはとても珍しいとのこと カメたちは目があまり見えないのか 互いにごっつんこしたり、砂を掛け合ったりしながら 必死に卵を産もうとする。 どうして、このタイミングにあわせて来るんだろう。 しかも満月でも新月でもなく下限の月というこの時期に。 生命の集団意識というべきか 目に見えない神秘的なつながりを感じざるを得ない ひとしきりこの光景を目に焼き付けた後 小さな土の丘から落ちてしまったと思われるカメを発見。 仰向けになって動けないでいた。 赤ちゃんカメならば自分で起き上がれるのだが 大人の亀はどうやら自力で元にひっくり返ることが出来ないらしい 旅仲間と二人で力ずくで表に返す。 この亀はまだまだ余力を残していたみたいなので 自力で浜まで歩き始めた。 良かった。 しかし、別の場所では 力尽きてしまったのか 動こうとしてるのに動けないカメがいた 休憩している亀はしばしば見かけるのだが そもそも休憩している亀は動こうとすらしないので これはどうも様子がおかしい。 腕の筋力が衰えてしまったのか 一向に進むことができない またまた二人で気合で動かそうとするも 1m動かすだけで大仕事。 偶然、通りかかったイギリス人夫婦に手伝ってもらって ようやく波打ち際まで運ぶことに成功。 しかし、ここからもなかなか進まない。 前足がほとんど利かないので他のカメのようには泳げない 駄目かなと諦めかけたその時 大きい波が押し寄せて、その引き潮に合わせて 力ずくで押したら波に乗った! そして、何度か甲羅が波の上から顔を出し。 やがて見えなくなった。 やっぱりだ。 赤ちゃんカメと同様、僕らの勝手な予想を覆す 最終的には自然の力を借りて、彼らは海へ還っていく 命と自然は一体なんだ そして、お母さんカメはかなりのリスクを背負って 陸まで上がって卵を産んでいるということが良く分かった。 当たり前に生むわけでもなく 当たり前に生まれてくるわけでもなく 当たり前に育つわけもない 本来、3日間くらい続くと言われていたアリバダ。 今回はなんとこの1日で終了した。 それだけ普段よりもたくさんのカメが集まっていたのかもしれない。 のべ30万頭を超えるカメが来ていたようだ。 結果的には一週間待ったけれども この一週間があって良かったと思う。 アリバダという現象だけ見て帰ってしまうのはあまりに惜しい。 この光景がすご過ぎるだけに、全体に圧倒されて、 個を見ることを忘れてしまう気がする。 森を見て木を見ずでは勿体無い。 日中に赤ちゃんカメを見つけて、 ひとつの巣穴から大量に這い出してくる姿に驚き、 波打ち際までの障害物競走を見守る。 何度も波にもまれながら、 海へ向かっていくその姿を思い出す。 夜中に一頭のお母さんカメをようやく見つけて 産卵の様子をじっと眺め、 外敵から卵を守ろうと必死な親の姿をみる。 そして、彼らの還る場所が海であることを知る。 アリバダが素晴らしいのは言うまでもない ただ、このひとつひとつを経験できたことも 僕にとってはとても大きなものになった 僕が還る場所はどこだろうか PS 翌日はほとんどカメのいなくなった海岸に驚きを覚えつつ 色々とお世話になったNHKのディレクター、カメラマンの皆さんに 30分ほど歌わせて頂きました。 僕の楽曲を理解して下さっているのがなんとなく分かって、 歌っていてとても気持ちが良かった。 エネルギーの交換とはまさにこういうこと。 とても良き出会いに感謝。 また日本で是非、お会いしたいです。 本当にありがとうございました。
by charu725
| 2013-10-28 23:57
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