チャイテンをバスにて12時に出発、
道はほとんどが未舗装道路だった。
何時に着くのかと思ってたら結局、日にちをまたいで
夜中の2時にコヤイケに到着。(24000ペソ)
こんなに時間かかるなら
朝8時くらいに出発してくれたら良かったのに。。
コヤイケは結構、大きな町のはずだが
この時間はひっそりとしていて
どこの宿も鍵がかかって、呼んでも誰も出てこない。
仕方ないので路肩で野宿することに。
ちょうどプエルトモンで激安のテント(15000ペソ、3000円くらい)と
寝袋(5600ペソ、1100円くらい)を購入してたのでこれで凌いだ。
朝は予想通り、めっちゃ寒かった。
とりあえず、セロカスティージョ行きのバスを探す。
散々探し回った挙句にUnimartの隣の路地でミニバスを発見。
毎日17時に出てるらしい。
ひたすら時間をつぶして食糧を買い込んで予定通りの17時に出発。
18時半頃にセロカスティージョ麓の村に到着。(4000ペソ)
翌日は8時半から登り始めた。
虹がお出迎え
とにかく道が分かりにくくて
GPSなしだと確実に迷うと思われる。
そして峠越えが強風と霰に見舞われ、本当にやばかった。
このくらいの岩山を頂上が見えないくらいの高さまで
越えないと行けないのだが、
身動きが取れないほどの強風。
動かないと寒すぎて死にそうになるし
動くと風に持って行かれて横転しそうになる。
てか、僕自身一回横転しました。
CONAFの案内人が数日前に
イスラエルの女性が亡くなった
と言ってたけど、山の上で納得。
僕らの装備は貧弱で、
同行の仲間も、寒さで完全に震えて
風で呼吸もままならない状態に。
本当に風が強すぎて
ここで怪我でもしたら
助けられる自信がなかった。
こいつを真横に見て
峠まであと20mくらいってとこまで
行ったけど戻る決断をした。
僕自身、完壁主義な所があるので
こういうのは苦渋の決断なのだけど
命には代えられない。
風で下りるのも一苦労。
岩山を過ぎると少し風も落ち着いてきて
平和な風景が戻ってきた。
湖見たかったなぁ
17時頃には下山して、
村までの道を歩いていると一台の車が後ろから
近づいてきた。
僕らが道を開けると
そのまま止まってくれて。
「Do you wanna ride?」
と誘ってくれた。
この旅中に良くあるヒッチしてないのにヒッチ成功!笑
チリを旅行中のアメリカ人夫婦で、
今日僕らと同じように、峠越えを強風のため断念したようで
これからトランキーロへ向かうとのこと。
僕らも次の目的地はトランキーロだったので
乗せて連れて行ってもらうことに。
この方たち、非常に親切で
路上でチャリダーが止まってると
わざわざ車を止めて、大丈夫!?
と確認するくらい。
とてもいい出会いだなと思いながら
7号線をひた走る。
アウストラル街道(7号線)が世界一美しい林道かは
分からないけど、このセロカスティージョ-トランキーロ間の景色は格別だった。
素晴らしいのは
7号線がターコイズ色の湖と平行して走っているから。
そして本日4回目の虹も。
途中で何回も止まってくれたので
こんな景色をヒッチだからこそゆっくり堪能できた。
本当にありがたかった。
この旅の最中、色々と調べすぎて
アメリカという国が大嫌いになっていた。
でも、大多数の国民は真摯に今を生きてるのであって
結局、人は人なのだと改めて思う。
そんな素敵な出会いに感謝♪