9/20〜23日まで高江に行ってきました。
密度が濃すぎる日々。
たくさんお伝えしたいことがあるので2つに分けます。
まずは現実を。
9/21のN1ゲート前にて
ヘリパッド建設工事に反対する住民を
機動隊が強制排除している所です。
彼らを責めるというよりは
人間が持っているひとつの性質を見てください。
僕も現場では怒りに囚われてしまった瞬間が
何度もありました。自戒を込めて。
動画3つ
・住民排除を楽しんでる機動隊
https://www.facebook.com/charulog/videos/635625793263826/
・車椅子の方をも容赦なく強制排除する機動隊
https://www.facebook.com/charulog/videos/635630376596701/
・住民250人に対して機動隊の数は。。数え切れません
https://www.facebook.com/charulog/videos/635639206595818/
彼らは負け戦は絶対に仕掛けてきません。
だからこそ、たくさんの人に高江に足を運んで欲しいと思います。
人数を集めることが最も効果が高いのです。
そして、どんなに抵抗しようがしまいが強制排除されます。
強く抵抗すれば、力づくで剥ぎ取られる。
弱く抵抗すると、弱い力で移動させられる。
相手も人間です。
排除されても、人の鎖を掻い潜って
また表に戻ることができます。
するとまた排除されるのですが、抗議の目的自体が
・工事トラックを止めること
・トラックが通れないように時間稼ぎをすること
なので非常に有効です。
僕も最初は強く抵抗していたのですが、それよりも
・動き回って排除を逃れる
・排除されても知恵を使って表に戻る
これを大勢で繰り返した方が
怪我なく時間稼ぎができるのではないかと思いました。
滞在中には、なるべく彼らに話しかける努力をしました。
彼らの多くは我々と「対話」しよう
という姿勢は見られませんでした。
帽子で階級が分かるのですが一本線の隊員は、
ほとんど、口を閉ざしています。
そういう命令が出ているのでしょう。
「余計な事はしゃべるな」と。
優しい隊員からは、「お願いだから話しかけてこないで」
という心の叫びが聞こえてきます。
「排除!」「ご案内!」
という上官の命令を受けて
「1名入りまーす」「2名入りまーす」
と道路の白線より外側に住民を強引に排除していく。
(工事トラックを通れるようにするため)
それはまさしく自民党改正草案にある
「個人」→「人」として扱う訓練をしているようにも見えました。
戦前、戦中の治安維持法下での日本の姿と
同じような状態であると想像します。
権力を持った人間たち、というよりも、
その組織の中で、自分たちの意思を発信できない状態
がいかに恐ろしいか。
それでも中には、自分たちの問いかけに
答えてくれる隊員もいます。
二本線以上の隊員や、
少し隊列を離れた場所で他の人に声を聞かれない状態で
会話をしてくれました。
もちろん、突っ込んだ話には
困った顔をして、答えられなかったり
「仕事です」と仕方ないんだという感じで、答えてくれたり。
それが本音なんだと思います。
こういう本音が見えて来ると
少しだけ希望が見えてきます。
あなたも仲間なんだと。
でも、あなたが心の中で何を思っていようと
実際の行動があなたの意思になってしまうことも事実です。
全国から来ている機動隊の皆さんが
高江滞在中に抱えた心の葛藤をどうにか忘れないで
今後のお仕事に活かして頂きたいと思います。